2022.05.21 15:45エリザベートコンクール 2022 セミファイナル 本日終了エリザベートコンクール、今日でセミファイナルは終了。全員聴いているわけじゃないし、コンチェルトかリサイタルしか聴いていない人もいるけど、私が好きな人たちです。入賞予想とかじゃなくて、あくまで私の好きな人。Yibai Chen中国 Anouchka Hack ドイツ Constantin Heise ドイツStéphanie Huang ベルギー Woochan Jeong 韓国 Min Ji Kim 韓国 Petar Pejčić セルビアSimon Tetzlaff ドイツ Oleksiy Shadrin ウクライナ.ありがとうございました。また、最後のコンチェルトも聴かせてほしいです。
2022.05.21 15:14エリザベートコンクール 2022 セミファイナル 最終日 第1部 コンチェルト《Sul Yoon Corée, °1995》ハイドンの2番とてもいい演奏だった。1楽章、私のこの曲のイメージ通りの、美しく、そして哀しいD dur。D dur って、色でいうと青。 そして、白鳥はかなしからずや… が連鎖的に思い浮かぶ。ロマンチック過ぎず、古典の小気味よさがあって、時に少しワイルドに。カデンツァはちょっと重く長過ぎかなと感じましたけど。《Yibai Chen(Chine (Rép. pop.), °2001)》ハイドンの1番1楽章のトゥッティも弾いてる!この人そういえば、リサイタルのときもピアニストに対する配慮がすごく感じられた。アンサンブルのマインドが伝わってくる。ソロが始まる。最初から全開でその気にさせる演奏。少年のような真剣でい...
2022.05.21 15:00エリザベートコンクール 2022 セミファイナル 3日目 第1部 リサイタル《Simon Tetzlaff (Allemagne, °1997)》EINOJUHANI RAUTAVAARA 2 Préludes et FuguesCLAUDE DEBUSSY Sonate en ré mineurDAAN JANSSENS Wie aus der FerneLUDWIG VAN BEETHOVEN Sonate n. 4 en ut majeur op. 102/1この人の音、好きです。すごく特徴があるというか、こういう声の人なんだって言うような音で、弾いている表情とか姿とかは変化が少ないけど、音楽はすごく雄弁。おしゃべりではないけど、言いたいことははっきり言っていますという感じ。そして、何よりも聴いていて疲れない。静かに喋っ...
2022.05.20 15:02エリザベートコンクール 2022 セミファイナル 5日目 第1部 コンチェルト《Anouchka Hack (Allemagne, °1996》ハイドンの2番1楽章はいろいろ音の工夫があって、それが感じよく働いて、可愛くチャーミングなイメージに仕上がっていて、興味深い。カデンツァもジャンドロンでないもので、オリジナルだろうか、綺麗だった。2楽章も音が澄んできれいでカデンツァも良かったです。3楽章は落ち着いた丁寧な演奏で逆に新鮮な感じがした。いい。《Min Ji Kim (Corée, °1995)》リサイタルで、あ、変わり者だと思ったMinj Ji Kimさんも2番。彼女の乾いたほっそりした鋭い音で、歌心いっぱいのハイドンを聴かせてもらいました。高音の伸びが美しい。1楽章のカデンツァはちょっと重たすぎたかな。
2022.05.20 15:00エリザベートコンクール 2022 セミファイナル 4日目 第1部 リサイタル《Petar Pejčić (Serbie (Rép.), °2002)》GYÖRGY LIGETI Sonate pour violoncelle seulDAAN JANSSENS Wie aus der FerneDMITRY SHOSTAKOVICH Sonate en ré mineur op. 40セルビア人のPetar Pejčićさんは、リサイタルの最初の曲は、リゲティの無伴奏ソナタ。リゲティの1楽章は、dialogo (対話)という題名がついている。その語りは、物語を感じさせる。ちなみに2楽章はcapricio(気まぐれー奇想曲)。前日のYibai Chenさんのリゲティよりなめらかに進んだ印象がある。ハイドンのときもソフトでくぐもっ...
2022.05.20 01:50エリザベートコンクール 2022 セミファイナル 4日目 第1部 コンチェルト《Oleksiy Shadrin (Ukraine, °1993)》ハイドン 1番のコンチェルト。美しいラインを描いた優雅なハイドン。やっぱりこの曲は2楽章がとてもきれいだけど、2楽章のその優雅さが突出していてとても良かったです。《Constantin Heise Allemagne, °2001》途中から好きになったこのドイツの完璧な若者も、1番。彼なら技術的に難易度の高い2番を選ぶかと思ったけど、1番でした。でもちょっと聞いたことのないカデンツァでした。前のウクライナ人とどうしても比べての感想になってしまいますが、キュートな引き締まった演奏で、でも響きが多彩でよかった。2楽章もコンパクトな息遣いなのにも関わらず、やっぱりエレガントなのだ。ああ素晴ら...
2022.05.20 01:47エリザベートコンクール 2022 セミファイナル 3日目 第2部 リサイタル《Sul Yoon Corée, °1995》FELIX MENDELSSOHN Sonate n. 2 en ré majeur op. 58DAAN JANSSENS Wie aus der FerneCLAUDE DEBUSSY Sonate en ré mineurCLAUDE DEBUSSY Minstrels (Préludes I)裾の短めの黒いロングスカート袖なしのキラキラのブラウス、なんか慣れないおしゃれをした発表会の女の子のような姿で現れた彼女ですが、メンデルスゾーンを弾き始めたら、堂々と逞しい大きな音楽を描きました。韓国はすごいですね。いろんなキャラクターの人がいる。セミファイナリスト24人のうち5名が韓国、次いで多いのがドイツ...
2022.05.18 15:43Debussy Sonata in D minor | Woochan Jeong - Queen Elisabeth Competition 2022こんなに素敵なドビュッシーだった。
2022.05.18 15:41Bottermund/Starker Variations on Paganini theme | Constantin Heise Queen Elisabeth Competition 2022ドイツの精密機械のように弾く若者。好きになってきました。
2022.05.18 15:35エリザベートコンクール 2022 セミファイナル 2日目 第2部 リサイタル《Anouchka Hack (Allemagne, °1996)》NADIA BOULANGER 3 PiècesJOHANNES BRAHMS Sonate n. 2 en fa majeur op. 99DAAN JANSSENS Wie aus der FerneGASPAR CASSADÓ Danse du diable vertドイツ人。すっきりとしたクセのない透明な音。ナディア・ブランジェ、何処かで見かけた名前だけど思い出せない。知らない曲だったけど、メリハリのあるいい曲だった。そしてブラームスの2番。落ち着いて聞かせてくれる大人の演奏。この1楽章はなんかよくわからない曲なのだけど、なるほどそういう感じなのかと少し理解が進んだ気がした。2...
2022.05.17 14:30エリザベートコンクール 2022 セミファイナル 2日目 第1部 コンチェルト《Keisuke Morita (Japon, °1997)》ハイドン2番今日の最初は日本人の森田さんでした。ちゃんと聴くのは初めてですが、すごく上手。カデンツァも本編だけでは物足りないかのようにテクニカルなものでした。きちんとしたお手本のような演奏で、私には何もコメントのしようがない、ということは、上位に行くということでしょうか。《Stéphanie Huang(Belgique, °1996)》ベルギー人のステファニーも同じハイドンの2番。この人は1次予選で私が好きになった人。軽やかでエレガントなテンション、そういうものが弾き始めから溢れ出て、揺るぎなく心地よい肯定感を構築していく音楽。風の谷のナウシカの女の子みたいな、そんなかわいいけど勇敢なリー...