《Simon Tetzlaff (Allemagne, °1997)》
EINOJUHANI RAUTAVAARA 2 Préludes et Fugues
CLAUDE DEBUSSY Sonate en ré mineur
DAAN JANSSENS Wie aus der Ferne
LUDWIG VAN BEETHOVEN Sonate n. 4 en ut majeur op. 102/1
この人の音、好きです。
すごく特徴があるというか、こういう声の人なんだって言うような音で、弾いている表情とか姿とかは変化が少ないけど、音楽はすごく雄弁。おしゃべりではないけど、言いたいことははっきり言っていますという感じ。そして、何よりも聴いていて疲れない。静かに喋っているけど、内容はすごい人といえばいいだろうか。
最初の曲はエイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-2016)というフィンランドの作曲家の作品だった。知らなかったけどいい曲。
そして、ドビュッシー。私はこのドビュッシーは弾いたことはなくて今ひとつ把握していないのだけど、聴いていてすごく楽しめる時と、なんだかあんまり面白くないときと、けっこう2分される。この人のは前者だった。
新曲も音のせいか、他の人のと違ってが聞こえた。
最後はベートーヴェンの4番。彼の音をキープしたまま、大人のベートーヴェン。というか、彼の音はベートーヴェンにとてもマッチする音だと思った。
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