オブラディ・オブラダ - Cello solo

PCの整理をしていたら4年ほど前に作って、アップをためらっていた録音が出てきました。 

ある集まりで、皆が知っている曲をチェロ独奏でということで、オリジナルを何度も聴いてチェロのソロで弾かせていただきました。自分で弾けないようなアレンジにしてしまって、大変だった。

弾く前に「ポンコツ車がどうにかこうにか進む感じで、途中でひっくり返ってしまうかもしれませんが、すみません、どうぞ聴いてください。」と言いました。ほんとにその感じが出ていて、今は笑える。  

この曲の聞き取りを始めたころ、オブラディ・オブラダに対する思いを当時の日記に書いていました。 

*** 【オブラディ・オブラダ Ob-La-Di, Ob-La-Da】(2015/8/15)
あかるいみなみのまちのー、
あおぞらマーケットー、
ばったりでああったふたり、
それがデスモンドとモリイ、
オブラディー、オブラダー、ぱぱぱーっや!! 

小学校で習いました。

「こりゃまた20カラットのダイヤモンドー」。ときどき早口言葉みたいにいっぱい言葉を詰め込む拍があったり、子供ながらに楽しい2人の出会いと明るい結婚生活が想い浮かび、そして、この、オブラディー、オブラダー、ぱぱぱーっや!!みたいなのはだいすき。 ビビデバビデブーと同じですね。

これがビートルズの曲だと知ったのはついこの間です。なので昨日も、あそっかこれはビートルズだったかというほどです。

そして、昨日たぶん初めて原曲を聴きました。

けっこう、のんびりしているんですね。私はもうちょっと速いテンポで思っていました。

YouTubeを録音して、これの聴き取り調査を開始しました。

ビートルズって、モーツァルトと同じで実際に曲の中に

入り込む前に人がいろいろ言うことのほうが先に耳に入ってきてしまいがちですね。

私は今までにそんなにビートルズに関心を持っていません。ローリングストーンズのほうがいいなとか思ってたりもしました。
でも今回、このオブラディ・オブラダを聴いて、ちょっと書き留めておきたくなりました。

前にもちょっと思ったけど、ビートルズとモーツァルトは似てますね。
その曲のチャーミング具合がです。
表面は澄まして見せていても中にいろいろ入ってる。

すごくマニアックな作りですね。出だしから変だし、おもちゃ箱みたいにいろいろ半分壊れたようなものがちょろちょろ現れてちょっかい出してくる。 私はこういうの大好き。それでこれを聴いて最後に「Thank you...」って言われたときには笑いがこらえきれなくなりました。あなたに着いてきますって言いたくなります。

今思うのはなぜビートルズがこんなにも多くの人に人気だったのかが理解できない気分です。

ベースを書き取ってみたいのですが、超シンプルなのですが、1か所ミソの部分はたぶん何十回か聞いて確認しました。別にそこまでする必要もなかったのですが、そこで切り上げて帰って来られないのが私の限界なんですね。

作り方としては、バン・ダイク・パークスやトッド・ラングレンのようなユーモア(私はこれが大好き)が入っていてすごくいいんですけど、これって、私今まで、マイナーと呼ばれる音楽にしかないと思っていたのですが、ビートルズがこれでできてるなんて。

えー、ポップスのいろんな常識をほとんど知らないので、なんか勘違いしているのかもしれませんね。ま、ビートルズのメインの曲はもっとまともなのかもしれないですけど。

オブラディ・オブラダ、大好き。 足踏みオルガンの並んだ4階の音楽室のときも、YouTubeから流れる本家の録音も。

*** 

 

0コメント

  • 1000 / 1000