エリザベート王妃コンクール 2019 ヴァイオリン

音楽で競争していることにはまったく興味が無いのですが、コンクールの演奏を聴くのが楽しいと思うのは、ある曲のいろいろな演奏を味わえることです。 様々な演奏家のCDはたくさん出ているし、それらを聴くことは特に最近とても簡単にできるようになっているのですが、演奏場所や録音状態(録音後のお化粧も含めて)による違いによる音の違いがかなりある。コンクールのライブ録音は、会場も録音状態もほぼ同じところでの演奏なので、それぞれの人たちの持っている音や解釈の違いがクリアにこちらに聞こえてきて、かなり演奏自体の違いがわかってそこが楽しいと思うのです。 

そしてもちろん、ほとんど世の中でのいろいろな評判の情報が無いこと、その時に自身を出し尽くそうとする真摯な演奏であること、そしてやっぱり私くらいが聴くには技術的に何の問題も感じられないレベルであることも魅力ですね。  

誰が上手とかそういうのではなく、それぞれの人のやり方を聴く、それはすなわち生き方を聴くということになるのだと思う。それが楽しい。まあこれはコンクールに限ったことではないし、音楽に限ったことではないけれど。 

エリザベート王妃コンクールヴァイオリンのセミファイナルのスケジュールはこちらです。 http://cmireb.be/Concours2/documents/2_round201942466.pdf

そして、演奏の聴き方ですが、一番上の四角いリンクのセミファイナル出場者から人を選んで赤い「SEE DETAIL PAGE」ボタンを押して出てくるページの一番下の「Audio」というところに録音、録画が上がってくるので、その項目を選んで、進んだページの画面枠の右下にある赤い「Play」というのを押すのが一番聴きやすい方法かと思います。「Play」を押してから再生されるまでちょっとかかりますので待ってあげてください。

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