ブリュッセルで働いていた時、アパートが会社の隣だったので、お昼は家に帰って何かうちにあるものを食べていたけれど、たまには‘ピクニック‘という近くのサンドイッチ屋さんでサンドイッチを買った。サンドイッチと言っても小さなバゲットに挟んだ形のものだ。
お昼時にはオフィスから出てきたひとたちの行列ができて、ガラスに並んだ材料越し数人並んだ店員さんに注文した。一応、メニューのようなものはあるのだけど、シンプルにそのメニューを注文する人は少なくて、何は要らないとか、何は沢山載せろとかひとりひとりいろいろ細かく注文する。店員さんは素早くそれに対応し「コムサ?こんな感じ?」と言って了解をとる。
その追加や削減の分は値段に反映するのかしないのかまではわからなかった。
私はもちろん能力的にメニューの中で自分が読めるものを一言言うので精一杯。まだおばさんじゃなかったし。
今覚えているのは「ジャンボンフロマージュ (ハムチーズ)」と「プレキュリー Poulet Curry」だけだ。
「ジャンボンフロマージュ (ハムチーズ)」は単純にハムとチーズが挟んである。でもハムもチーズもパンも日本の一般的なものよりグンと美味しいので、PAULのサンドイッチくらいのおいしさになる。そうジャンボンクリュは生ハム、まそれくらいはわかった。メニューがなぜ難しいかというと手書きだったり、飾り文字だったり(チーズやさんがそう)するから読めないのだ。
それでプレキュリというのは、英語で言えばカレーチキンという感じであっさり目(胸かささみか)の鶏肉がカレーマヨネーズで和えてあるものだ。
そう言えば日本ではありそうでないように思う。
そんなような感じのものを最近作ってみたら、意外と美味しくて、朝食の友になっている。トーストに載せて食べます。
ー 鶏のささみをお鍋に並べてひたひたのお酒と塩少々で、アルミ箔をのせて(落とし蓋)弱火で蓋をして、蒸し煮にします。鶏が鍋にひっつかないように気を配ります。
ー 蒸し上がって冷めたら、細かく裂きます。鍋に残ったお汁ももちろん捨てずにかけておきます。
ー これにセロリ(またはきゅうり)、あれば大葉の刻んだのを加えます。
ー マヨネーズとカレー粉を入れて和えます。
出来上がり。。。
カレー粉は今は中村屋のカレー粉という、長い間冷凍庫で保管され賞味期限を何年も過ぎたものを使っていますが、これが美味しいです。SBでは試していませんが、まあ大丈夫じゃないかと思います。
ささみの酒蒸しはいっぱい作りおきして、そこから小出しにしてはいるのですが、美味しいからすぐ無くなっちゃいます。
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