プライドと偏見

時代劇(日本のも外国のも)は何となくあまり気が進まないのですが、これは少し見始めたら、そういうことを乗り越えて惹きこまれました。

カメラワークがすごくよいと思う。舞踏会のシーンで、その人ごみの中をスイスイとカメラが分け入って、それぞれの人のことを物語っていく軽やかな心地よさが素晴らしい。

草原を歩く、大自然の中でぽっつりといる人の、構図が気持ちよい。

んー? もしかして? ドナルド・サザーランド? そうです。お父さんは、ドナルド・サザーランドでした。フェリーニの「カサノバ」やベルトルッチの「1900年」のグロテスクな変人ではない、理解があり心から娘たちを愛しているお父さんでした。最後お父さんの書斎のシーンが特に良かったです。

最初の印象が悪い人の方が強く魅かれるっていうのはなんかわかる気がする。

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