2018.10.21 05:51世界の約束 -ハウルの動く城ーナウシカと同じときに、「世界の約束」も弾かせていただくことになっていて、こちらは歌の譜面をそのままチェロで弾くので譜面づくりは無かったのですが、この曲は意外と難しいと思いました。C durで、別に何も難しい技術は無いのですが、でもいつも自分が適当にしていることが露わになる感じで、ああ、なんでこんなに長いことやっているのにこんなに下手なんだろうと思います。「ハウルの動く城」も観たことないので観てみました。ご想像できるかと思いますが、鉄骨好きにはあの動く城はたまりません。なんか、筋とかよく理解していないですが、あの装置とか、変なキャラがいっぱいでてくるのとか、それだけで私としては二重丸です。
2018.10.17 12:42アンダー、サンダー、テンダー (チョン・セラン著)韓国の文学は今までたぶん読んだことがなかった。この「アンダー、サンダー、テンダー」の本の少し前にキム・エランの「走れ、オヤジ殿」という短編集を読んで、そのスピード感というか、潔さというか、そんな感じがよいなと思った。その後、この「アンダー、サンダー、テンダー」を読んだ。こちらもやはりすっきりとした魅力的な文体だ。この2つの若い作家の小説を読んで、共通して私が受けた印象はそういった、勢いのある、突き抜けた、エネルギーのある作品。そんな感じだ。あ、エネルギーがあるというのはあつくるしいという意味合いは含みません。そう翻訳者がすごく上手だと思う。最近、この間の「ボージャングルを待ちながら」もそうだけど、英語以外の言語の翻訳もすごく進化していると思った。翻訳だ...
2018.10.08 05:13キウイ畑OKストアに行く道にキウイ畑があります。横は垣根で覆われていて、上も鳥が入らないようにか、網で覆われていて、誰も入れない(だが、我が宿敵ネコ丸はその日なたで時々のんびりしている)ようになっていて、そのつもりはないかもしれないのですが、密かに作られている感じです。そして、持ち主の方がよく小型トラックで来て手入れをされているのを見かけ、つまり、密かに丁寧に作られている感じです。いつも自転車で通りすがりに横目で見て、垣根の向こうの光にキウイの実の影が映るのを確認しています。かなり大きくなって、「枝もたわわに実る」という言葉を思い出すほど、重たげになってきました。別に実を盗むわけではないのですが、写真を撮るだけでも何か密かな楽園の果実を盗み見るようなそんな感じ...
2018.10.06 14:23雲とお砂糖今日は気持ちのよい、そして10月としては暑い1日でした。お砂糖を買って瓶に入れたら、さっき空に浮かんでいた雲と同じ白い輝きと陰りを持っていることに気が付きました。
2018.10.05 15:13はじまりの場所来ても仕方ないと思っても、来てしまうところ。来ても仕方ないと思うのはそこは始まった場所で、これから行く場所ではないということはわかっているから。そして来ても仕方がないのは、私が見たいものはもうほとんどないから。ほとんど何も残っていないし、ほとんど誰もいないところに来て、ほんの少し残っているかけらを見つめている。目には見えないもののことを思っている。失われたもののことを。それはあまり健康的なことではない。もうやめようと思う。でも来たいのなら無理せずに来てもいいじゃないかとも思う。そうやって、もうそれは自分の中にしか存在しないのだということをちゃんと理解すればいいのだと思う。戦争が無くても、ダムの底に沈まなくても、大災害が来なくても、こんなに平和的に故郷は...
2018.10.02 13:26ナウシカ レクイエム「風の谷のナウシカ」ずっと題名は知っていましたが、この間初めて観ました。ある集まりでジブリの曲を弾くことになって、ナウシカ・レクイエムというのがいいと言われて、楽譜探しから始まりました。メロディーのところ、ピアノの方の持っていた楽譜はf-mollだけど、たぶんチェロだったらd-mollがいいんじゃないかと思いました。いろいろ調べて、良さそうなチェロとピアノの楽譜も楽器屋さんで見つけましたが、2700円。うーん、高い。(←いつもIMSLPなのでごめんなさい)すこし頑張ればなんとかなるのではないかと思い、インターネットにあったギターの譜面を見ながら、音源を聞きながら、MuseScoreでチェロとピアノの曲にしました。
2018.10.01 06:45アーティスト監督は、ミシェル・アザナヴィシウス(Michel Hazanavicius)。知らなーい、って感じだったのですが、観てみました。図書館でDVDがあって、知らない監督の映画を見てみようと思って、とりあえず「受賞」という項目があったのでそこに「カンヌ」と入れて検索して、出てきたのがこの映画でした。私としては、やっぱり「アカデミー賞」より「カンヌ」かな。映画は最近ほとんど見ないのですが、最近のものをどう引っ張り出してくるかは楽ではありませんが、少しずつ新しい人たちの中からいい監督を探したいです。これは2011年の作品、私にとっては最近の映画に入ります。