2018.08.25 15:00『運命』はなぜハ短調で扉を叩くのか ~調性で読み解くクラシック~ 吉松 隆吉松隆さんはまだあまり知られていない時にCDを聴いたことがあって、その時は何も感じなかったのですが(すみません)、その後あちこちでお名前を聴くようになって、アトム何とかという弦楽四重奏をYouTubeで聴いて「あ、いいな。」と思いました。 少し前から私は和声とか調性とか遅まきながら興味を持ち始めたのですが、きっかけは忘れてしまったのですがこの本を手にして読んでみて、面白かったです。 「そんなに簡単に考えていいの?」と思うような、ちょっといい加減なところもあるのですが、ポップな感じ(親切さ)とほどよいこだわりの感覚(マニアックさというか、真剣さ)の融合が、彼の魅力なのでしょうか。 音楽にも、この著書にもそれを感じました。 す...