そうだ、こんな時こそパッショーネだと思って思い切って4つの弦すべてパッショーネにしました。
G線とC線は中にガットが入っているので、柔らかく振動がすごいです。
最近思うのは、A線とD線(高いほうの2つの弦)の音は、G線とC線(低いほうの2つの弦)の弦によってずいぶん変わってくるということです。つまり他の弦も共鳴するからです。弦楽器ってそういう楽器なんだと今更ながら思います。
前にパッショーネにして、音はすごく気に入っていたのですが、何といっても調弦が狂いやすい。それでアンサンブルをしているときなど、調弦ばかりしているとみんなに迷惑(高いスタジオ代のうち私の調弦にいくら?みたいに)なので、やめていたのです。
でも、すべてのアンサンブルが無くなった今こそパッショーネをもう一度!と思ったのです。
昨日大変な思いをして4つの弦すべて取り換えました。
昨日はC線とG線がどんどん下がって、なんと、、、弾いてる時間より調弦してる時間のほうが多い1日でした。くたびれた。
アジャスターでは足りないので、糸巻をぐいぐい。右手じゃないとできないので、その都度弓を置いて立ち上がります。今日は右手がひりひりしています。
2-3日でもう少し落ち着くかな。
弦が柔らかいので重音とか押さえやすい。
音はやはりひびきが深くなるように感じます。新しい弦が馴染む時間もあるのでもう少ししないとなんともわかりませんが。
パワフルではないし、ブリリアントでもないのですが、パッショーネに触れるといつも「上品」な音だと思います。
調弦は面倒ですが、バロックの人とかはガットが普通なので、しょっちゅう調弦しているので、まあそういう楽器だと思えばいいのかもしれません。
この時期にこれからたっぷりとパッショーネを楽しみたいと思います。
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