エリザベートコンクール2022 チェロ 第1次予選 4日目

今日は4日目ですね。

2日のほど前にYouTubeにすればいいのにと文句を言いましたが、なんかYouTubeにも上がっています。ただ、全部ではなく、誰を、そしてどの曲を上げるかはどうやって決めてるんだろうというセレクションです。

コンクール事務局(?)のチャンネルだと思いますが。

https://www.youtube.com/channel/UCqoGJ7yj_4WTXQPILDzCGGw

《James Kim(États-Unis, °1993)》

ちょうどボッケリーニが終わるころから聴き始めました。

普通のようでいて、音にすごく魅力があるように思った。イザイもヒンデミットも。ロマンチックな音と名付けたい感じ。一つの音に息遣いが感じられるというか。ちょっとマイスキーに似てる音かなとふと感じました。どうやって弾いているのか見たかったのですが、なぜか映像が止まってしまっていました。

アメリカですが、名前からして韓国人でしょうかね。

《Jonah Ellsworth (États-Unis, °1994)》

この人もアメリカ。1曲目がヒンデミットだったので、図らずも前のKimさんのあと続けてヒンデミットを聴くことになりました。こちらは少しゆっくりの落ち着いた演奏でした。

他の曲も全体的に明るい音の人でした。

《Constantin Heise (Allemagne, °2001)》

ドイツ人。若くって最初ちょっと緊張ぎみかなと思いましたが、しっかりと上手。私にはひっかかりがなく、コメントもあまり出ませんが、そういう人のほうが上位に行くというのが、私の経験です。つまり私に興味を持たれた人は気の毒だけど上位には行けない。

最初に弾いたヒンデミットのピアニストが日本人女性みたいでしたが、上手だけど弾き始める前とかちょっと怖かった。公式ピアニストではないようなので、知り合いなのでしょうかね。弾き始める前はちょっと安心できるような表情をしてほしいなとか思いました。ピアノの音もちょっときつめだったけど、ぎりぎりチェロを壊すわけではなく、やっぱりうまいんだなと思います。後の方でこのアンサンブルもいいのかもと思えてきました。

イザイの最後の重音を鳴らしながらピチカートをするところは、凄腕名手たちもほとんどが顔をしかめて、音がちょっと途切れたりして、すごく難しんだなと思います。

休憩に入りました。

昨日は休憩中のお客様のおしゃべりがまる聴こえで(といっても私のフランス語力ではほとんど聞き取れませんが)、本人たちは自分のおしゃべりが世界中に配信されていることを知っているのだろうかと思いましたが、今日は無音になりました。

ベルギーだなあ。なんかよくわからない感じでことが進んでいく。

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